piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

Books

11 Mar 2020 晴れ

9年目の 3.11。 今日は時間前に思い出したので、地震発生の時間に黙祷した。 自然に対し謙虚に怠りなく備えていれば、防げた悲劇もあったという戒めのために。 コロナウィルス事象は、日本人にとっては時々訪れる試練の一つに過ぎない。 冷静に被害を最小化…

6 Sep 2019 晴れ

研究室に出て、いくつか片付け物の後、バイオリンのレッスン日なので都内へ。 今回もエックレスのソナタ第2楽章。 少しはさらっておいたものの、全然指が動かない、音程は合わない、表情がついてない、でやっぱり難しい。 でも弾けるようになりたい佳曲。 と…

広池浩司 「入団への道」

広島東洋カープの広池選手による、ブログの記事を冊子化したもの。サイン入り。オフィシャルサイトのみでの扱いのため、ブクログに無いのでこちらで紹介します。大学野球で活躍するもドラフト指名はなく、一旦は全日空へ入社し、一般の社会人になろうとした…

大和田尚孝「システムはなぜダウンするのか」

日経BP社、2009年。私も一応管理者みたいなことをやってるので、「システムダウン」なんてあまり嬉しくない事態ですが、それでも起こるのがダウンです。この本では、ソフトウェアの不具合、性能・容量不足、設定操作ミス、不慮の事故、の4つの原因で切り分…

最近読んだ本 (11月)

11月はあまり本を読めませんでした。 吉川英治「三国志 (新装版) (二)」講談社文庫、2008年、文庫旧版1989年。高校生だったか大学生だったかの頃に一度読んだのですが、何シリーズか読んだ三国志のうち、完訳に近いものを除いて処分してしまったものの一つ。…

最近読んだ本 (10月下旬)

塩野七生「ローマ人の物語II ハンニバル戦記」新潮社、1993年。このシリーズは愛読して久しいのですが、最近「ローマから日本が見える」を読んで、この巻を無性に読み返したくなりました。イタリア半島に地盤を固めた共和制ローマが、地中海の覇権をかけて、…

最近読んだ本 (10月上中旬)

「本を読む暇が無い」って言ったら負けです。 吾妻ひでお「うつうつひでお日記 その後」角川書店、2008年。ウェブ版は読んでないけれど、活字になるとなんとなく読まずにいられない日記です。淡々と日々の記述+時々イラスト。本の評価が面白いけれど、私と…

最近読んだ本 (9月下旬)

9月下旬はたった一冊。 梶井厚志「戦略的思考の技術」中公新書、2002年。最近読んだ経済学の本に、ゲーム理論の良い入門書として挙げられていた本です。新書で手頃な分量なのと、親しみやすい語り口に引き込まれて、あっという間に読み終わってしまいました…

最近読んだ本 (9月中旬)

最近ペースががた落ちです。読みたい本は山のようにあるのですが、如何せん時間は有限だ.... 経済学にも興味が出てきました。入門書を読みながら、少しづつ視界が開けていく時期が一番楽しい。 伊藤元重「はじめての経済学 [上]」日経文庫、2004年。経済学は…

最近読んだ本 (9月上旬)

岡倉登志 編「アフリカ史を学ぶ人のために」世界思想社、1996年。 久能徹・松本桂樹 監修「図解雑学 心理学入門」ナツメ社、2008年。心理学は大学の一般教養で単位を取ったような気がしますが、いずれにしてもほとんど記憶が残っていません。解き明かしたい…

最近読んだ本 (8月下旬)

ケストラー「サンバガエルの謎」2002年、岩波書店/単行本1975年、サイマル出版会。 中村圭志「信じない人のための宗教入門」みすず書房、2007年。 松本仁一「アフリカ・レポート」2008年、岩波新書。

最近読んだ本 (8月中旬)

最近さっぱり本を読み終わりません。読んではいるんだけど。同時に何冊も読むのがいけないのか。 半藤一利+保阪正康「昭和の名将と愚将」文春新書、2008年。私がその歴史観をかなり信頼してる二人による、対談形式の名将論。軍事は、人類の歴史で最も重要な…

最近読んだ本(8月上旬)

最近読書があまり進みません。これじゃあ生きてる甲斐がない。 加藤隆「福音書=四つの物語」 小田空「北京いかがですか?」

最近読んだ本 (7月下旬)

このところ読了のペースが落ちて、読みかけの本ばかりが増えています.... 谷口江里也(文)、ギュスターヴ・ドレ(挿画)「新約聖書物語」アルケミア、1997年。黙示録を読みたくて本棚から取り出したのですが、全部読んでしまいました。新約聖書の主だった内容を…

最近読んだ本 (7月中旬)

飛行機の中で読んだ本が2冊。 マーチン・ファン・クレフェルト「補給戦」中公文庫、2006年 (単行本、原書房、1980年)。 これまでの戦史であまり詳細な分析がされて来なかった、補給という観点から、ナポレオン戦争以降の近代戦を捉え直した論考。 森秀樹「…

最近読んだ本 (7月上旬)

冊数はあまり進みませんでしたが、大物を読み終わりました。 澤田ふじ子「公事宿事件書留帳十三 雨女」幻冬舎文庫、2008年。菊太郎シリーズの13集目。江戸時代の京都を舞台に人情の機微を描き、楽しめる作品を安定して供給してくれるシリーズです。説教くさ…

最近読んだ本 (6月下旬)

ペースが少し落ちました。なかなかストックは減りません。引き続き7月も消費月間。 松浦晋也「エルピーダは蘇った」 たかぎなおこ「浮き草デイズ (1)」 井沢元彦「逆説の日本史 12 近世暁光編」 浜田きよ子「ヘルパー以前の介護の常識」講談社、2008年。「○…

最近読んだ本 (6月中旬)

もう6月も2/3終わってしまいました。 月日が過ぎるのはページをめくるよりも早い。 草薙厚子「少年A矯正2500日全記録」文藝春秋、2004年。 日本中を震撼させた、神戸連続児童殺傷事件(1997年)。 事件についてはWikipediaを参照。 事件当時14歳だった犯人の少…

最近読んだ本 (6月上旬)

ストック消費月間ということで、積んである本を手当たり次第に読んでいます。 内容紹介はまだ書きかけ。 佐々木俊尚「グーグル Google ―既存のビジネスを破壊する」 伊藤章治「ジャガイモの世界史」 「栄養の基本がわかる図解事典」この手の栄養学事典は一冊…

中山良昭「日本百名城」

朝日文庫, 2004年。日本の代表的な100の城を紹介。どういう戦略的な要請から築かれたのか、誰が縄張り(設計)をし、どのような運命を辿ったのかという、城にまつわるドラマが簡潔にまとめられています。カラーでもないし、写真も一枚もない無骨な構成ですが、…

近衛龍春「前田慶次郎」

副題「天下無双の傾奇者」、PHP文庫、2007年。隆慶一郎「一夢庵風流記」や漫画の「花の慶次」で知られる戦国時代末期の快男児、前田慶次郎を描いた歴史小説。傾奇者とは、異様な風体や行動を好みつつも、己の信念にかけては命を懸けてを貫きとおす、そんな生…

中川右介「カラヤン帝国興亡史」

幻冬社新書, 2008年。「カラヤンとフルトヴェングラー」の続編にあたる時代を扱っています。フルトヴェングラー亡きあと、ベルリン・フィルを手中に収めたカラヤンは、ウィーン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭をもその手に握ることに成功。更にいくつもの歌…

中川右介「カラヤンとフルトヴェングラー」

幻冬社新書, 2007年。世界最高のオーケストラとして名高いベルリン・フィルに、そしてヨーロッパ音楽界に君臨した二人の指揮者、フルトヴェングラーとカラヤン。彼らの紡ぎ出す美しい音楽とは対照的な、どろどろとした人間模様、時代に翻弄される音楽の現実…

高橋麻奈「心くばりの文章術」

文春新書, 2008年。日々必要な仕事上の文書を、どうすればわかりやすく書けるのか。 簡潔にして説得力のある文を書けるかどうかは、仕事の成否、ひいては自分の運命をも左右しかねません。 それは突き詰めて言えば、「読む人の立場に立つ」ということに尽き…

杉浦日向子「風流江戸雀」

新潮文庫1991年、単行本1987年。江戸の町に咲き誇った庶民文化の粋、古川柳に乗って、漫画仕立てに江戸の風物、暮らし振りを紹介します。 江戸の伝道師にして絵師の、杉浦日向子さんの面目躍如。短いストーリーの、最初と最後を川柳で締める様式美も見事です…

杉浦日向子とソ連「もっとソバ屋で憩う」

新潮文庫、1999年の「ソバ屋で憩う」のリニューアル版、2002年。 西の方で育ったので本来はうどん文化圏に属する私ですが、最近めっきりソバ好きになりました。最大の理由は、酒との相性が良いことだったりするのですが。関東に来て、初めは汁そば、次にもり…

杉浦日向子「百物語」

1995年、新潮文庫、単行本は1988, 1990, 1993年。 漫画家というよりも絵師と呼ぶに相応しい杉浦日向子さんの、百物語(語られるのは99)。一つ一つの物語は他愛もなくてさして怖くもないけれど、時々すーっと背筋が寒くなるようなのも混じっています。江戸人…

小山郁「スポーツ医師が教えるヒザ寿命の延ばし方」

アスキー新書、2007年。膝には常に不安があります。昔酷使したせいで、今でも湿気や気温の変化に反応して痛みます。しかも走るのが好き (ウェイトオーバー気味だし)。そういう訳でこの本は、見つけた瞬間ほとんどタイトルだけで買ってしまいました。著者は、…

鈴木八司 監修 「読んで旅する世界の歴史と文化 エジプト」

新潮社、1996年。 エジプトに行っている間、ずっと読んでいた本。このシリーズは内容が豊富で、図も多くわかりやすいので気に入っていて、行く先の国の分があればいつも読んでいます。 歴史、地理、特に各都市のガイド、文化、生活など、その国を理解するベ…

小出義雄「知識ゼロからのジョギング&マラソン入門」

幻冬社, 2002年。ご存知Qちゃんこと高橋尚子選手を育てた小出監督による、初心者向けジョギングの勧め。本当の初心者がジョギングを始めるのに気をつけることから、マラソン初挑戦に向けてのトレーニングの組み立てまで。見開きで一問一答なので読みやすい。…