piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

最近読んだ本 (6月上旬)

ストック消費月間ということで、積んである本を手当たり次第に読んでいます。
内容紹介はまだ書きかけ。

  • 伊藤章治「ジャガイモの世界史」
  • 「栄養の基本がわかる図解事典」
    この手の栄養学事典は一冊あると、食生活の折にふれて調べられて便利。そう思って探していたところ、この本は図解で解りやすく、内容も豊富、レイアウトもポップで気に入りました。ざっとした栄養学の基礎的事項のあとで、栄養素それぞれについてと、症状別に見た栄養、という両方の視点から解説されています。結局得た教訓は、特定の症状を気にして偏った栄養素の取り方をすれば他のどこかが狂ってしまうので、バランスが最も大切だという、基本中の基本でした。
  • COCO「今日の早川さん
    早川書房、2007年。この間読んだ「今日の早川さん2」のシリーズの1作目。漫画としての密度は2巻ほどではないけれど、枠外の字も多くて、本読み漫画としての特色はむしろよく出てます。キャラクターの基本設定とか、岩波さんの話もやっとわかりました。こんな感じで、本について語り合える仲間がいるのはすごく楽しそう。
  • 太平洋戦争研究会「武器・兵器でわかる太平洋戦争」
    日本軍が使った兵器という視点から、第二次世界大戦がどういう戦争であったかを検証します。日本の兵器に関する技術水準は、酸素魚雷零戦など、ある方面では確かに世界のトップ水準に達していました。しかし結局、多方面にわたる技術力や生産力といった総合力で連合軍に遠く及ばず、総力戦では負けるべくして負けたと言わざるを得ません。国力とは何かを、改めて考えさせられた本でした。
  • サイモン・シン「暗号解読」
    再読。初めての時も、わくわくしながら読んだのを覚えています。メアリ・ステュワートの話から入るつかみがまず秀逸。知らずページを繰る手が止まらなくなります。暗号技術は歴史のいくつかの場面で、決定的な役割を果たしました。シーザーの使った暗号から、古代文字の解読や第二次大戦の暗号機にまつわるエピソードなどを経て、現代の暗号技術や、将来の量子コンピュータや量子暗号にまで至ります。上辺だけを撫でるのでなく、本当に面白いところまできちんと掘り下げて解説し、しかも解り易いという、著者の手腕に改めて感服しました。
  • 石井直明「分子レベルで見る老化」