午前中に断続的に降っていた雨が午後には止んだようだったので、予報をあえて無視してジョギングに出たら、途中から降りだした。 罠に嵌った感がある。 結局 4.5 km で、家に戻って程なく本降りになった。 梅雨はまだ暫く続くらしいので、走れる時は躊躇せずに走ること。
今週のミステリーは高木彬光「呪縛の家」と安生正「生存者ゼロ」。 「呪縛の家」は名探偵神津恭介シリーズの長編第2作。 終戦直後の小村で、新興宗教に絡みつく憎悪が殺人事件を生む。 読者への挑戦もある本格推理。 犯人は当てたのだけど、トリックが説明できなかったのが悔しい。 「生存者ゼロ」は第11回このミス大賞に輝いた作品。 根室半島沖の石油掘削プラントで起きた凄惨な事件は、新種のウイルスが原因か。 正体不明のまま、北海道東部へと拡大する危機に挑むのは、それぞれ心の傷を負う自衛隊の三等陸佐と感染症学者だった。 どちらも読み始めたら止まらない展開に引き込まれて、幸福な時間を過ごせた。
