piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

1 Dec 2020 晴れ

打ち合わせとか雑用とか。 なんとなく集中できない日だった。

2020年も残り一か月。 毎年のことながら、今年やりたかったことがほとんどできていないことに愕然としつつ、最後まで抵抗することを決意する。 新しいことは来年に回すとしても、せめてやりかけのことは一段落させたい。

泡坂妻夫「亜愛一郎の逃亡」読了。 これで「ー狼狽」「ー転倒」とシリーズの3冊を読み終わったけれど、本当に楽しいミステリー短編集だった。 主人公は雲や生物を撮るカメラマンで、端麗な容姿を持ち身体能力もあるものの、不器用でそそっかしく、そのくせ白目をむきながら卓抜な推理力を発揮する。 次々に起こる事件のプロットも凝った趣向で、読みやすい文体に引き込まれてしまう。 平日だから途中で切れる短編集にしたのに、結局最後まで読んでしまった。 続けて番外編っぽい「亜智一郎の恐慌」を読み始めた。 これは幕末あたりのご先祖の話らしい。