piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

5 Jun 2022 晴れのち曇り

昼頃ジョギング14 km、1時間41分。 暑くてペースが上がらない。 今は距離を延ばすフェーズなので、脱水にならない程度の強度で走る。 そろそろ塩分不足に注意。

この一週間、小説は一休みして溜まっている新書を消費していた。

千々和泰明「戦争はいかに終結したか-二度の大戦からベトナムイラクまで」 戦争は始めるよりどう終わらせるかの方が難しい。現在の損耗を防ぐために妥協せざるを得ないこともあれば、将来の禍根を取り除くために無条件降伏まで行きつくこともある。過去の戦争でこれらの力学がどのように働き、その結果どのように戦争が終結してきたのか。 現在のロシア-ウクライナ戦争の終結点を考える上でも意義深い論考。

ハンナ・フライ「アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか」非常に面白かった。我々の周りには既にアルゴリズムが溢れている。ネットショップのお薦め商品に限らず、様々な局面で我々の行動は解析され、予測されている。 それらはどこまで人間を助けてくれるのか、人間の判断より信頼できるのか、未来はどこに向かおうとしているのか。 数学者の目を通して最適なアルゴリズムとの付き合い方を考える。

牧野愛博「金正恩と金与正」ミサイル発射で度々世界を騒がせる北朝鮮だが、トップの金正恩に加えて、その実妹金与正の名を目にすることが増えた。 この兄妹を含め、今の北朝鮮の権力構造はどうなっているのか。核兵器とミサイルの開発を決して諦めないのは何故か。日本はどう対処してゆくべきか。 著者の情報源の広さ、分析の深さに感嘆する。