piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

京都シティハーフマラソン 2008

早春の京都を走ろう!
3月9日に、第15回京都シティハーフマラソンに参加しました。恒例の、無駄に詳しいレポートです。

なんと言っても、コースが魅力的です。平安神宮前の大鳥居から出発し、御池通から御所の前を通って烏丸通を北上、今出川通加茂街道北山通白川通と経て国際会館で折り返し、白川通を一路南下して再び平安神宮へ (ウェブサイトを参照)。制限時間はスタートから2時間、途中五箇所の関門をくぐり抜けるという、私レベルにはハードなレースです。


朝は5時半に起きて、食事と軽く柔軟体操。体を目覚めさせて、たっぷり水分を取っておきます。

スタートは9時。後ろの方に並んだので(ゼッケン順)、スタートラインを越えるまで5分くらいかかりました。鴨川を越えるあたりまでは込み合っているので、ゆったり目のペースで、流れに身をまかせます。2時間のペースメーカーを見付けたので、その少し前を走るつもりで。あー、水分取りすぎたかな。トイレ行きたい....

今日は気持ちよく晴れて、気温も昼には15度くらいまで上がるとのこと。ばてて来た後半に冷えると辛いので、ありがたいコンディションです。徐々に体も暖まってきて、この時間帯は気分良く走れます。ペースメーカーの幟は2本。その内の一つに抜かれていきます。えー、かなり速いよ、そのペース。

このあたりは、京都にいた頃ジョギングコースだったところ。御所の前から、今出川通りへ右折する手前が第一関門(5.0km/9:34)で、ここは楽々クリアできました。


加茂街道に入り、最初の給水。
途中、交通規制を部分的に解除するために、河川敷に降りて橋をくぐる箇所があるのですが、ここが大渋滞。だいぶ時間をロスしました。第二関門(7.6km/9:47)もクリア。トイレがあったので寄ろうかと思ったけど、まだ大丈夫そうなので通過 (ここで寄ってたら後でやばかった)。

北山通りに入って東へ向かいます。ここで2時間のペースメーカーに置いていかれそうになったので、必死でついていく。速い、時速12km以上のペースだよ。その勢いで、第三関門(9.9km/10:00)も通過。関門閉鎖までの余裕が少なくなってきました。二つ目の給水所。この辺から、徐々にペースメーカーに離され始めました。


高野川を渡り暫く行くと、白河通りで、折り返して来た人々とすれ違います。ペースメーカーもずいぶん遠くなってしまいました。左折して国際会館へ向かい始めたところで、「第四関門まであと500メートル、残り2分30秒」の声。じゃあ行けるかな... いや待て、500メートルで2分半なら、1kmを5分、時速12km.... うわっ、ぎりぎりじゃん!

慌てて一気にペースアップ。第四関門(13.8km/10:19)が見えた頃には、既に秒読み段階でした。そこへ駆け込んでいくと、ちょうど関門を閉じる横断幕を持った人が、左からコースを横切っていきます。やばい!! 全力ダッシュで脇をすり抜けて、残りゼロ秒で第四関門をクリアしました。コースの右の方を走っていたのがラッキーで、左の方だとアウトだったかも。

ダッシュしたおかげで、もうへとへとです。まわりの人々も、なんとか関門を越えて、ほっとした表情。でもこの調子だと第五関門は越えられそうにないなあ.... ここで止める訳にはいかないし、とにかく行けるところまで行こう。


息を整え、少しづつペースを戻していきます。
まだなんとか走れそう。来た道のとなりの車線を戻ってゆくと、もうコースは解除されて、収容バスがやってくるところでした。

コースは、線路を越える陸橋の登り坂へ。この辺りは、沿道で応援してくれる人もなく、かなり辛いところ。なんとか時速10kmくらいを保って、かなりの人数を抜いて行ったので、もしかすると次の関門もクリアできるかも....

ひたすら白河通りを南下し、最後の関門の手前で給水。毎回わりと手間取って時間をロスしてるので、少しだけ飲んで先を急ぎます。

第五関門(17.3km/10:39)が見えてきました。まだ閉まってはいないけど、秒読みしてる! なんとか最後の関門も、残り10秒でクリアしました。


あとはゴールまで辿り着くだけです。
11時になったところでレースは終了ということですが、ここまで来たらなんとか自力で戻りたい。右折して丸太町通りへ入ると、長い長い最後の1km。

そしてゴールの喚声が聞こえて来ました。アナウンスが、残り1分を告げています。うわー、でももうこれ以上のスピードは無理だ。アナウンスは急き立ててつつも無理はするなと、無茶を言う。結局、11時15秒くらいにゴール!

11時をわずかに過ぎてしまったので、記録は出ないかも知れません。でも私の時計では、スタートからは確かに2時間を切っています。前回の記録を更新できなかったのは残念ですが、怪我もなく走り終えることができたので、個人的には満足のゆくレースでした。


PS. 参考データ: 当日の体重は約69kg。