piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

最近読んだ本 (7月上旬)

冊数はあまり進みませんでしたが、大物を読み終わりました。

  • 澤田ふじ子公事宿事件書留帳十三 雨女」
    幻冬舎文庫、2008年。菊太郎シリーズの13集目。江戸時代の京都を舞台に人情の機微を描き、楽しめる作品を安定して供給してくれるシリーズです。説教くさい台詞が邪魔に思えることも時々ありますが、人の善意を信じる作者の信念が通奏低音となっていて、気持ちよく読めます。収録作品は、牢屋敷炎上/京雪夜揃酬(きょうのゆきよそろいのむくい)/幼いほとけ/冥府への道/蟒(うわばみ)の夜/雨女。