piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

レッスンの日々 (4)

(2001年8〜10月頃の話です)

鈴木の教本、最初の曲は、「きらきら星変奏曲」です。
これはかの「きらきら星」をテーマとして、それに弾き方のバリエーションをつけたもの。初めはたくさん弓を使うと弓が外れてしまうので、少しだけ動かして弾けるものから。タカタカタッタ、タカタカタッタ、のリズムから始まります。

「きらきら星」は高い方の二本の弦、A線とE線だけしか使いません。調もイ長調(A-Dur)で、開放弦が多いので弾きやすい。鈴木の教本では、当分の間この二本だけの曲が続きます。

低い方の G 線と D 線を弾くと手首をかなり捻らないといけないのでなかなか大変です。特にG線は、慣れるまでは腕がよじれて痛い。この二本の弦を弾くのは、最初のチューニングの時だけ、という期間が半年くらい続きました。

「きらきら星」では、弾く音を覚えてしまった後で、弾き方のバリエーションで弓の使い方とリズムに慣れる、というのが方針になっています。音感がないことと楽譜が読めないことは覚悟の上で始めたのですが、リズム感がないことも判明。三重苦だ.... メトロノームも手放せないアイテムの一つになりました。

指で押える場所さえわかれば (シールでわかる)、それらしい音が出てきます。とにかく音を出してみて、曲っぽいものを弾いてみる、これってなかなか効果的です。絶対に好きな曲を弾けるようになりたい、って気持ちになります。この頃はとにかくもう、音が出てるだけで嬉しい♪

(つづく)