今週はなんだかんだで忙しかった。 明日はCOVID19ワクチン2回目接種。 台風も来るので 天気予報をチェックしているけど、見るたびに変わっているので朝になるまで当てにならない。
最近読んだ本。
- スコット・トゥロー「推定無罪 (上、下)」。 地方検事選挙の最中に、女性検事補が殺害された。 被害者と不倫関係にあった主席検事補のラスティは事件を担当するが、ラスティの指紋のついたグラスが現場で発見されたことから、容疑者として起訴される。 自らの無実を証明することができるのか、そして真犯人は誰か。 原作は 1987年、法廷ミステリーの傑作として名高い。 アメリカの司法制度やその拠って立つ精神も解って興味深かった。上巻前半はなかなか進展せずもどかしかったが、下巻に入ると面白くなり、最後まで一気に読んでしまった。
- 北村薫「空飛ぶ馬」。 女子大生の「私」は教授を通して噺家の円紫師匠と知り合う。 日常の中で出会う謎を明快に解いてゆく円紫の活躍を描く短編集。
- 竹本健治「匣の中の失楽」。 ミステリ好きの大学生と高校生からなる、12人の「ファミリー」の中で起きる殺人事件。 メンバーの一人が書く小説が語られ、どこまでが小説で何が解かれるべき事件なのか、わからなくなってゆく。
