piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

最近読んだ本 (9月中旬)

最近ペースががた落ちです。読みたい本は山のようにあるのですが、如何せん時間は有限だ....
経済学にも興味が出てきました。入門書を読みながら、少しづつ視界が開けていく時期が一番楽しい。

  • 伊藤元重「はじめての経済学 [上]」
    日経文庫、2004年。経済学はこれまでほとんど読んでいない分野なので、店頭で読みやすそうな本を選んでみました。入門書としては手頃で分かりやすかったです。上巻は、経済学の基礎的な考え方、基本的なアプローチとしてのマクロ経済学ミクロ経済学マクロ経済学からみた日本経済を変えた三つの分岐点、分析の基盤として重要性を増しているゲームの理論、を扱っています。
    経済学は実験によって検証することが難しいため、過去の歴史を検証してゆく作業が重要になります。日本経済で特に注目する三つの分岐点とは、石油ショックと変動相場制への移行、レーガノミックスからプラザ合意まで、バブルの形成と崩壊、です。それぞれ日本経済に与えたインパクトと、それらを日本がどう乗り越え、変わってきたのかを分析しています。
  • 伊藤元重「はじめての経済学 [下]」
    日経文庫、2004年。下巻は応用篇。公共部門、金融システム、人と組織、国際経済、をそれぞれ扱う4章からなる構成です。ニュースなどで目にする経済政策のキーワードがどういう意味を持つのか、なんとなく分かるようになったような、気がします....