piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

分析

今回のかすみがうらマラソンでは、自己記録を大幅に更新しました。念願だった5時間以内を大幅に上回り、4時間半を切ることができました。去年11月のつくばマラソンはさんざんな結果だったので、今後のトレーニングのためにも、少し分析しておきます。

これまでは練習も本番も基本的に根性頼みでやってきましたが、今回は初めて頭も使って、系統的に準備をしてみました。やったことは:

  • ダイエット:73kg→66kg
  • 長距離の走りこみ
  • カーボローディング

この中で、なんといっても大きいのは体重かも知れない。やはり運ばないといけない重量が減ると楽になります。具体的には、体にどれだけの酸素を取り入れて利用できるかを表す最大酸素摂取量は体重1kgあたりで測るため、心肺機能が同じなら、減量によって確実に大きくなります。余分に思える脂肪の部分も細胞なので、生きていくためには酸素が必要だということですね。脚に対する負担を減らす意味でも、減量は大きな効果があります。

しかし以前、かなりダイエットをして臨んだ時(2005年つくばマラソン)は、今にいたるまでの最低記録でした。この時は燃料不足が原因だったようです。

走りこみについても、つくばマラソン時と今回はかなり違いがあります。つくばの時は、夏に膝を痛めたせいで、本格的な練習を始めたのはかなり遅くなりました。直前の走りこみも23kmまで。やはり42kmを走れる脚を作るには足りませんでした。つくばマラソンの後はほぼコンスタントに走り続け、ハーフマラソンにも2回出場して、かすみがうらに出ました。練習でも、一度30kmを走っておいたことは大きな意味があったようです。やっぱり長距離を走れるだけの脚力、つまり耐久力をつけることは重要でしょう。

一番微妙なのは、カーボローディング。これまでもエネルギーを十分摂っている時の法がスタミナ切れにはなりにくい傾向がありましたが、炭水化物を意識的にターゲットにしたのは今回が初めてです。その他の要素に比べてどの程度の重要性があるのかは不明。しかし体内に十分のエネルギーが貯まってないと後半走れなくなることだけは、経験的にも間違いありません。

脂肪ももちろんエネルギーの元になります。しかし脂肪とグリコーゲンでは、グリコーゲンの方がエネルギーを生み出すために必要な酸素量が少ないということで、走っている時はグリコーゲンの方が効果的だということです。


科学者としては、これらの要素をオン・オフして、それぞれどの程度の影響があるのかを調べてみたいところですが、さすがにフルマラソンでは気軽にやってみる気になりません。サブ4を目指す過程で、もう少し調べていければと思います。

とりあえず次のつくばマラソンに向けては、まずは体重62kgを目指してみます。カーボローディングは今回同様にやるとして、走りこみは時間の余裕次第、ってところでしょうか。


参考文献: