piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

12 Jun 2022 晴れ一時雨

変な天気だった。16時頃に外に出たら、晴れ間も見えてけっこう明るいのに、雨が降ってきて思いの外強くなった。すぐに止んでくれたけれど、意表を突かれた。

夕方ジョギング 14 km。 ゆっくり走ったにもかかわらず、最後は燃料切れ。 カーボローディングは意識していなかったけど、距離を延ばすときには心がけた方がいいのかも。 あとは塩分。 意識して取らないと足りなくなる。

小泉悠「現代ロシアの軍事戦略」 もはやロシア-ウクライナ戦争を理解するには欠かせない文献かも知れない。ロシア軍はどのような戦略に従って軍備を整えているのか。クリミアの占領、ドンバス地方の侵略はどのようになされたのか。いろいろ示唆を与えてくれるけれど、一度読み通しただけでは汲み取りきれないので再読不可避。

大木毅「指揮官たちの第二次大戦」軍人としての能力とはやや異なる視点から、指揮官たちを捉えた論考。 有名な人も知らなかった人も、新しい観点が得られて興味深かった。

5 Jun 2022 晴れのち曇り

昼頃ジョギング14 km、1時間41分。 暑くてペースが上がらない。 今は距離を延ばすフェーズなので、脱水にならない程度の強度で走る。 そろそろ塩分不足に注意。

この一週間、小説は一休みして溜まっている新書を消費していた。

千々和泰明「戦争はいかに終結したか-二度の大戦からベトナムイラクまで」 戦争は始めるよりどう終わらせるかの方が難しい。現在の損耗を防ぐために妥協せざるを得ないこともあれば、将来の禍根を取り除くために無条件降伏まで行きつくこともある。過去の戦争でこれらの力学がどのように働き、その結果どのように戦争が終結してきたのか。 現在のロシア-ウクライナ戦争の終結点を考える上でも意義深い論考。

ハンナ・フライ「アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか」非常に面白かった。我々の周りには既にアルゴリズムが溢れている。ネットショップのお薦め商品に限らず、様々な局面で我々の行動は解析され、予測されている。 それらはどこまで人間を助けてくれるのか、人間の判断より信頼できるのか、未来はどこに向かおうとしているのか。 数学者の目を通して最適なアルゴリズムとの付き合い方を考える。

牧野愛博「金正恩と金与正」ミサイル発射で度々世界を騒がせる北朝鮮だが、トップの金正恩に加えて、その実妹金与正の名を目にすることが増えた。 この兄妹を含め、今の北朝鮮の権力構造はどうなっているのか。核兵器とミサイルの開発を決して諦めないのは何故か。日本はどう対処してゆくべきか。 著者の情報源の広さ、分析の深さに感嘆する。

28 May 2022 晴れ

昼にジョギング 9 km、1時間6分。 暑くなってきた。 ゆっくり走って熱馴化中。

アレン・エスケンス「償いの雪が降る」 大学生のジョーは授業の課題として、伝記を書くことになった。身近に年長者がいないジョーは介護施設元服役囚のカールを紹介される。カールは少女暴行殺人で有罪になり、癌で余命わずかのため釈放された。裁判の過程に疑問を持ったジョーは三十数年前の事件を調べ直し始める。

フリーマントル「シャングリラ病原体 (上、下)」 南極の基地で、急速に年老いて死に至るという未知の感染症が発生。温暖化の影響で解き放たれた病原体が原因か。 米英仏露の科学者が原因究明に努力する中、政治家たちもそれぞれの思惑で策謀を始めた。 折しも新たなインフルエンザも猛威を振るい始め、世界は危機に直面する。果たして病原体を突き止められるのか。
科学的な謎やそれを解き明かしてゆく過程は面白いのだけど、政治家の内面描写が少々鬱陶しく感じられる。

22 May 2022 晴れ一時雨

今日はなんか変な天気の日だった。 昼にジョギング 9 km、1時間7分。 先週末は帰省してたので2週間ぶり。 ずいぶん気温が高くなったことを実感する。

秋のタートルマラソンで久しぶりの大会に出ようと思っていたのに、今年は開催されないらしい。代わりにちょうど良い大会はないかと探している。

18 May 2022 曇り

通勤の途中でシャツの中に虫が入ってしまい、着いて外に出すまでたいへん不快な状況だった。 襟のボタンまでちゃんと留めるのが安全。 甲虫の小さいのだったので、もぞもぞするだけだったけど、毛虫じゃなくて良かった。

頼まれ仕事に追われつつ、講義の準備など。 人に説明するのは知識をまとめ直す良い機会なのだけど、曖昧だったところが次々と出てきて不勉強を反省することしきり。

横溝正史「蝶々殺人事件」読了。 金田一耕助ではなくて由利麟太郎が謎を解くシリーズ。 読者への挑戦があるのだけど、読んでなかった横溝作品はまったく犯人が分からない。 鮮やかな謎解きに脱帽。 併録されている短篇2つも味わい深かった。

川原泉「デジタル原始人☆川原泉」を読んで、共著の福田素子って誰だろうと思ったら、高橋もとこと同じ人だった。実家に置いてあった「コドモのお医者」を回収。「新・コドモのお医者」があることも知ってしまった。 読まないといけないかな。