piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

12 Jun 2007 晴れ

夏季実習2日目。今日がメインです。モンテカルロ法とイジング・モデルの基礎をノートに従って説明、その後は手を動かして、サンプル・プログラムに測定ルーチンを加えていく演習。誤差を見積もる方法を理解するのが難しいようです。

データには、その数字がどの程度確からしいのか、を表す、誤差という量が付いてきます。誤差の見積もりは往々にして、データの値そのものを見積もるよりもかなり難しいものですが、誤差の見積もりをどの程度誠実にやっているか、という視点で見ると、その仕事の信頼性がある程度判断できると思います。

科学の素養を持つことの重要性のひとつとして、物事の怪しさに対する感覚を養うことがあると思います。それはどのような前提のもとに、どの程度信用してもよいことなのか? 占い師とかスピリチュアルとか、怪しげなものがもてはやされてるこの世の中、どうやらマスコミの方に責任感は感じられないので、結局自分で判断して妙なものに騙されないようにするしかないようです。