piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

8 Nov 2011 曇り

このところの早起きモードからみると、すこし遅めに起きて出勤。今日もメインはコード書き、というかチューニングをやってた。午後コード開発関係の打ち合わせ一件、そのあと夕食がてらもう一件。最近、物理屋というよりコード屋になってるので、物理もちゃんとやらなければ。

C++コードのパフォーマンスを調べてみると、かなり悲惨な状況なり。本来一番時間のかかる部分は、それを見越してチューンしてあるので速いのだけど、それ以外が地質学的に遅い。ホットスポットはなりふり構わず最速に、それ以外は何もしなくてもそこそこのスピード、というのが目指すところなのだが、デザイン上の問題で遅いので、まだまだ道は遠く険しい....


今週のお題は「センチメンタルな秋」だと。
秋に失恋した話でも書けばいいのか? でもまあ酒のまずくなる話はやめておこう (私の酒ですよ)。
ハイデルベルクにいた頃、秋の景色のあまりの美しさに茫然としたことがある。色とりどりの紅葉に染まった渓谷の入り口、山の中腹に佇む古城を対岸に望む展望台に座って、夕日が落ちてゆくのをただ眺めていた。ポスドクになりたての頃で、将来に対する不安と、自分を見つめるための時間を持て余していた。考える時間というのは、貴重なものでもあり、しんどいことでもある。世界はこんなにも美しく、人の生は儚い。年々歳々花相似、歳々年々人不同。そうだろうか。人もまた、寄せては返す波間のうたかたのようなものだ。そう考えると、少し気持ちが楽になる。