piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

最近読んだ本 (7月下旬)

このところ読了のペースが落ちて、読みかけの本ばかりが増えています....

  • 谷口江里也(文)、ギュスターヴ・ドレ(挿画)「新約聖書物語」
    アルケミア、1997年。黙示録を読みたくて本棚から取り出したのですが、全部読んでしまいました。新約聖書の主だった内容を、物語として構成したもの。なんといってもドレの版画が素晴らしい。文章だけではイメージが追いつかない所も、この挿画のおかげで理解が深まります。内容は、イエスの生涯、その後の使徒たちの活動、そして黙示録。聖書の内容を、てっとりばやく楽しく知るのに最適です。
  • 加藤恭子編「私は日本のここが好き!」
    出窓社、2008年。ご近所の国の半日デモなどのニュースに接すると、日本が世界で嫌われてるんじゃないかという心配がよぎります。でもアンケートでは、他の国には好感度高かったりして安心。この本は、その内訳を具体的な言葉で示してくれます。日本に滞在したことのある、国籍も滞在期間もバラバラな外国人54人から見た、日本人の姿が描き出されています。もちろん好印象を持っている人たちに対するインタビューだということを念頭におくべきですが、長所を伸ばすための参考にはなるでしょう。安全で暮らしやすい社会を作り上げてきたことについて、もう少し自信を持ってもよいのかも知れません。もっと良い社会を目指すことためにも。最近の社会のモラルの低下ぶりは、ちょっと心配ですが。
  • 麻生太郎とてつもない日本
    新潮新書、2007年。この度の内閣改造では幹事長に就任されて、やっぱりまだまだこれからの人。これまで日本がやってきたことや現在の日本社会の姿について、肯定的に捉えて、日本人よもっと自信を持て!と発破をかける本です。悲観的にならずに、前向きに頑張っていけば、もっと良い日本にすることが出来る。そんな元気が湧いてきます。