piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

かすみがうらマラソン 2017

2017年4月16日開催のかすみがうらマラソンに参加した。
もう20回以上フルマラソンに出ているのに、未だに走ってみないとその日の調子が読めないのは何故。重いからか。


走る前には体調は良い方だと感じていた。 体重はつくばの時よりは多少落とせて78kg。 走り込み十分とは言えないけど、それほど少なくもない程度。 ただ気温が少し高めで、予報では26度まで上がるらしい。 以前秋のハーフで、しばらく涼しかったのにその日だけ29度まで上がって、ひどい目にあった時のことが頭をよぎった。もっと深く考えておけば良かった....

服装はいつもの、カープのユニフォーム(背番号20)、短パン、サンバイザー。 9時過ぎに会場に着いて、9:20スタートの10マイルに出る友人を探すも、人混みで断念した。 荷物を預けてスタートエリア(E)に並ぶ。 スタートは10時で、実際にスタートラインを越えたのは10分後だった。 5時間のペースアドバイザーより少し前、鉛筆着ぐるみの人の近く。


既に馴染み深いコースは、前半はアップダウンが続くので抑え気味に。 しかし気温が上がって汗がどんどん出る。 初めの給水が待ち遠しかった。 水分補給の勝負になりそうな予感。 しばらくは時速10kmくらいのペースで、気持よく走れていた。 が、15kmを超えたあたりから、だんだん身体に熱がこもっているような感覚になってきた。 足は動いていても余裕がない感じ。

17kmの関門(2時間15分)は問題なくクリア。 20km近くになるとかなり苦しくなってきた。 水分は給水で補給できるけど、塩分が足りない。 梅干しがあるととても嬉しい。 20kmを過ぎてからは時々歩いて、ストレッチ。 既にウェアは汗の塩で白くなっている。 5時間のペースアドバイザーにも置いていかれてしまった。


25kmくらいからは歩いている時間の方が長くて、時々走るくらいのペース。 身体が熱くなってあまり続かない。 道端で救護されている人の姿が増えてきた。 倒れないように安全第一で、というか無理する前に足が止まってしまう。 化学的裏付けのない根性には効果がない。

30kmを通過。 今日は残りキロ数を優勝マジックだと思うことにした。 あと12kmじゃなくて、もうすぐ一桁マジックなのだ。 歩きながら、腕で結晶化してる塩を舐めると甘く感じる。 頭から水をかけて身体を冷やすと少し復活する。 救急車のサイレンもひっきりなしだし、やはり今日は過酷な環境らしい。


37kmの辺りの私設エイドに塩があった! ありがたくて泣きそう。 最後の数キロは、カープのユニフォームを着た人が他に3人、同じくらいのペースでいたので、時々話をしたりしながらゴールに向かう。 グロス6時間の時間制限に少しヒヤヒヤするも、なんとか間に合いそう。 それにしても塩分の効果は大きい。 敵に塩を送ることの真の偉大さが理解できた。

そのままゴール。 すぐに発行された記録証では、グロスが5時間54分01秒、ネットタイムが 5時間45分24秒。 ラップタイムを見ると当然ながら20kmからがくっとペースが落ちている。 次から気温が高くなる時は塩分対策必須。


給水と私設エイドのおかげで、なんとか無事にゴールに戻って来られました。 ボランティアと沿道の皆様、どうもありがとうございました。