piyopiyo diary

幸せまで五十歩百歩。

カーボローディング

正確にはカーボハイドレイト・ローディング、日本語では炭水化物負荷法。レース3-4日前から、炭水化物を多く含んだ食品を多く摂ることによって、筋肉中にグリコーゲンを蓄えておく方法のことです。これまでフルマラソンでは後半エネルギー切れで失速することが多かったので、今回はきちんとやってみることにしました。(と言いつつ豚とろをつまみにしながら書いてますが...)

この方法にはスウェーデン式とアメリカ式があるらしい。前者は1967年にスウェーデン生理学者ベルグストロームとヘルマーセンが提唱したもので、レース3日前に一度筋肉の中のグリコーゲンを大幅に減らした後で(例えば10-20km走ることで)、炭水化物を多く含んだ食事に切り替えることによって、筋肉中のグリコーゲンをより多く蓄えることができるというもの。しかしその後の追試では効果の確認に至らず、3日前に筋肉中のグリコーゲンを減らさなくても、炭水化物中心の食事に切り替えるだけで十分な効果がある、という研究が、アメリカの生理学者コスティルによって提出されました。つまりこれがアメリカ式で、違いは3日前に一度筋肉中のグリコーゲンを大幅に減らすかどうかにあります。

私の場合は、今回は間を取って(こういうのが一番良くない)、3日前に軽く6kmほど走ってから炭水化物中心の食事にすることにしました。それまではダイエットモードなので、要するに3日間ダイエットモード撤廃、ということです。あまり極端にやってしまうと体重が増えてしまうので、うまくコントロールしないといけません。難しいなー。

参考文献: 山地啓司「マラソンを走る・見る・学ぶ Q&A100」(大修館書店、2007)